前頭芋

詩人・来空(らいくう)による、リトル・ポエムの世界

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釜持の左千夫が会や炉の名残

M36

子規は短詩にも精力的にかかわったといってよいが、歌は色青ざめ呼吸絶えんとする病人の如くに有之候。(「七たび歌よみに与ふる書」)

と書いている。
歌人は自分が病んでいることを知らない病人。詩の価値を知らない人達。
吉本隆明も、

五七五七七それ自体が意味であり価値である。

と書いていたように、歌人は短詩という形式を信仰する集団。
どのように信じようと、それはそれでよいのだが、中毒患者の作品は、詩の本質にかかわりをもたないものだ。

子規を中心に集った歌人の中で、碧梧桐が交遊したのは左千夫だけだったようだ。紀行文や作品の中でとりあげたのは左千夫一人。
山中に炭竃も持っていた左千夫の会、その短詩会をも炉の名残と表現している。左千夫の素朴さを愛したが、詩の同行者ではなかったのだった。
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