前頭芋

詩人・来空(らいくう)による、リトル・ポエムの世界

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見つむれハ毒ふきかけん蟇(ひきがえる)

靉光「目のある風景」


M27

「見つむる」は「見詰める」の文語、口語なら「見つむれバ」でもいい。

蟇はのそりのそり歩くことはあっても、普通は微動だにしないから、その形相かもしれない。
いや、やはり目だ。
私の少年期の記憶では、ひきかえるの目は魑魅魍魎、人間に臆しもしない。五分間は見合っていたが、毒吹きかける目で私の方が目を反らしてしまったのだった。
私に自然の深さ、コワサを伝える目だったのが、以降も、蟇とは逢っても見合っていない。
私が逃げ出したコワイ思い出。

この句を読むと靉光の描いた「目玉」を思い出す。
私にとって、「毒ふきかけん」はスゴイ表現だ。
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