前頭芋

詩人・来空(らいくう)による、リトル・ポエムの世界

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井戸端にキョートと鳴いて鳥交る

M38

現在ではコトバ「井戸端」を一般的な風景ととるかも知れないが、当時の詩歌には乏しく、人が棲んでいる身近さを俗的に示すものであった。そこに「キョート」という鳥の叫びを出すことで驚きを不意におこしたのであった。
かつては、俳諧でタブーとされた、季語、色彩、動詞の重複などを逃げずに、むしろ好んでいた碧梧桐は、従前的(和歌的・俳句的)に定まったコトバやリズムからどう他人を驚かせるかに比重をかけていたのであった。
この「キョート」という鳥の、交尾する叫びが、当時、人を仰天させるものであったに違いない。
昭和二十五年頃読んだ私でさえ、驚いた作品なのだ。
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