前頭芋

詩人・来空(らいくう)による、リトル・ポエムの世界

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菊がだるいと言った堪へられないと言った

T7

永田耕衣は「碧のアニミズムなど」で、この作品をとりあげている。

明治から大正にかけての俳壇において、一代の伊達者であった河東碧梧桐に、(このように)詠わしめた所以を、単にアニミズムへのあまえなどと軽視してはよくあるまい。今日も庶民中心の俳句芸術、それにたずさわる俳人たちの「人間」が、革めて斯くもあるべき「物心一如」「自他一如」の心位に、努力修練して立ち還えらねば、俳句は面白くなくなるであろう。碧梧桐のこの一句如きは、そのことへの再啓蒙として有益な韻をもつ。

従来の碧梧桐評の中で、誰も触れなかったすぐれた鑑賞。このアニミズムは、原始人、未開人、古代人にとってきわめて自然な思惟方式である。無生物や自然現象に生きた魂をみた、ということはもっとも注目すべき部分ではないか。
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