前頭芋

詩人・来空(らいくう)による、リトル・ポエムの世界

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牡蠣飯冷えたりいつもの細君

T7
牡蠣飯は暖かいうちに食べなければ美味しくない。いつもの細君の不精で、せっかくの大好物の牡蠣飯も冷えてしまったのを食べさせられるのか、というのである。細君という語、他人事のように聞えるが、我が妻のことをこんな風にちょっと突き放して言ったところに、どうにもならない夫婦間のけんたいを諦観しているようなニュアンスがある。(伊沢元美)

これも「人間味の充実」中に、その味がにおう句としてあげられている。細君のそれが彷彿とするからだろう。(阿部喜三男)

阿部もこの句の8・8調をあげているが、

かきめしひえたり
いつものさいくん

という声調には、コトバ「細君」とともに、8・8調が一つの時代定義を見た面白さがあったようである。
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