前頭芋

詩人・来空(らいくう)による、リトル・ポエムの世界

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工事残務百舌鳥(もず)晴れに住みつくがごと

T2年作

百舌鳥の声が秋の晴天を招くように思われるのを「百舌鳥晴れ」といったのである。「工事残務」は工事のあとかたづけの仕事。長い工事が終わり、工事中のあわただしさ、やかましさと変わって、静けさがあたりを支配している。今日も百舌鳥がしきりに高鳴き、その響きに応じるように秋の空が晴れているが、その下で何人かの人が仕事をしている。残務整理であるからか、仕事ぶりはゆっくりしている。宿舎をながめても、あわただしさがなく、やがて冬が来るというのに落ちついた感じで、まるでそのまま永住するかのようである。(阿部喜三男)

当時、日本の詩歌には、作業の現場が詠われることはなかった。碧梧桐の試行によって常識が変わったことも書き落とせない事実と思われる。
声に出して朗々と読んでいいのだ。もし、何も伝わらない人がいたら、日本人じゃないのではないか。
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