前頭芋

詩人・来空(らいくう)による、リトル・ポエムの世界

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2011.1

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*写真は元旦の来空。

「最近TVCM等の表題が面白くなってる。
プロの感覚が動いてる。」
「捨てる言葉を拾うのも我々の仕事。」


○1月の作品来空評(2011年1月15日(土)、武蔵小金井 喫茶「フロンティア」にて)

●題:「ど」「う(卯)」

・ドバト、ドバ。ど・パンツ   (来空)

・マダコ、ド、パンツ。ド・ダマ  (来空) 

・ドドドみゃくはきますメデア   (来空)

・ドタマ・野兎つくした  (来空)

・あかん象とどめるめであ  (来空)

・アニ殺しますどじりますメデア   (来空)

・怒髪てんぷる、てんてんドー  (じゅげむ)


元:怒髪てんぷる、てんてん道
前半面白いが、「道」で平凡になる。効果がない。
「怒髪」は今あまり使わないからいい。
道→虫→じゅげむ。こういう時は「じゅげむ(=自分)」にしてしまった方がよい。
「どはつテンプル」リズム的で面白い。

・ど、ど、ど、バズーカ  (じゅげむ)

このままでは足りない。これもじゅげむをつけてみるとか。
「ど、ど、ど、バズーカじゅげーむ」
寿ゲーム、寿のゲーム・戦争、なんて。
ど、ど、ど、と切られるとかえって続けて読みたくなる面白さ。
加速してバズーカ砲の勢いも感じられる。
貴女は「…じゅげむ」で100句作りなさい。
「じゅげむ」面白い。仏教にも関わる。
じゅげむ=私である。これ自体自分が活き活きと生きていこうとする、
この人健康だなあーと思う。自分が発展的に進んでいく姿がある。
貴女自身が裸で声を出してる。元気な弾丸が飛んでくる。
ドカッドカッと来る力を感じさせる。

・ピカリドハツテン ワレバ  (桂久爾)

・どれみてこよーてふゆをゆき(桂久爾)

・ドデンデンカエエコエデン  (桂久爾)


1句目はこれでよい。
2句目、「みゆき」が効きすぎる。
(元:どれみてこよーてふゆみゆき)
全体に優しさを感ずるが、句としては甘い。
「ふゆとゆき」「ふゆをゆき」にするとか。
3句目、ドデンデンカ、なんていうと今大人気の斎藤佑樹なんか出てくる。
「エエコエ」はいいな。私がやってる方法で行くと
「ド・ドデンデンカ エコーエエコエ」にしたいけど。

・ウ、ウウ、ウワ、アブナマコ  (桂久爾)

元:ウ、ウウウニアブナマコ
「ウ、ウウ」と来ると、そのあと「ウ」まで来て、
「ニ」が助詞になり意味的に働く。下句に働かない。

・うさとびそらたまります  (桂久爾)

・うめうみうそ兎  (じゅげむ)


面白い。産め、嘘、添う、うさぎ。嘘うさぎ、添う鷺。いろいろ出てくる。
一字置きに読む実験をしてみるといい。例えば
「あ◯ん◯た◯を◯あ◯い◯す」(◯に何か文字)

・タイガーひとしづくピンク  (じゅげむ)

元:大河にそそぐひとしづくピンク
「ひとしずくピンク」は面白い。女性的。
「そそぐ」が説明的。
「タイガー」なら色彩、縞模様が出てくる。現代。

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