前頭芋

詩人・来空(らいくう)による、リトル・ポエムの世界

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2010.12(聖夜リトポ)

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○12月の作品来空評(2010年12月25日、武蔵小金井 喫茶「フロンティア」にて)

●題:師走・坊主・はだし他

・しわすんで韋駄天  (じゅげむ)
・しわすんであまがけ。宙  (じゅげむ)

いい。韋駄天は面白い。今あまり使わない言葉。ひとが使わない言葉、新聞やテレビで見聞きしている常識的な言葉でないことが、むしろ生き生きする要素。そして、たくさんのイメージが湧くことがいい。死、皺、和、師走、師和す、死は済んだ、棲む、澄む等など、あまも天、尼、雨など、作品がふくらむ。文句なし。
どっくどっく血液が流れてる、二字で読んだり三字で読んだりで貴女の気分も乗ってくる、そのリズムで貴女自身がわかってくる。

・寸法師寸大坊主   (じゅげむ)

元:寸法師坊主寸大
はじめの坊主寸大は坊主の説明になる。これでおもしろくなる。

・歯出しじゅげむシュワシュワ  (じゅげむ)

元:歯出しシュワシュワ微笑
自分そのものにしちゃったら、かえってはっきりしておもしろい。微笑だとまだあいまいさが残る。
全体に玄人くさくないうぶなところが籠っていてよい。この時代に生きる貴女の叫び、声を大切に

・せいじやサンタぐろーす  (うるか)

サンタぐろーす つながりがはやすぎる、サンタクロースがどうしても出てくるので当たり前になる。ずろーすなら笑っちゃう。その辺、自分の声で何かほかの言葉を考えて。もっとよくなる。

・せいやっ。せいやっ。ちじょう、せいて。  (うるか)

いい。三三七拍子!(ちじょう、の読点はなくてもいい、むしろせいて加速するので)
地上がおみこしかついで、全体がせいてお祭りになって。政治もなにも一緒くたになってくる。地上の痴情。

・目を閉じて森  (桂 久爾)

近代的イメージでびしっと決めた。

・きくがきくがきともきぎや  (桂 久爾)

元:きくがきくがきともときぎや
はじめの、「ともと」の「と」は、説明的で散文化する。き、き、きときてきぎとなっておお、という感じ。友と集まり話を聴いている喜び、それが植物(木々)になったり。菊利く、菊垣もある。

・あまてらすやまとすやおよろず (桂 久爾)

何も言ってないが、心の憩い、和歌の中に生まれた朗らかなものがある。碧系がかつてやっていた、リズムにのっていく方法。
・たちいるとししわすれて  (桂 久爾)

実感的女性的な関わり方だ。
(本人曰く、いつも師走はやり残しのまま、いやおうなく新年が来てしまう、という気持を何気なくかいたのに、よくみると皺擦れて、とは無残なり)

・たましいはだしだ  (桂 久爾)

元:たまははだしだ

・ぼうずめだまでたつ  (桂 久爾)

・師走を素足  (来空)

・主(ぬし)としよりよしと死ぬ  (来空) 

詩よりも善しと、大満足で
 
・ヒトデデデデ坊主 (来空)

・ケコケコのっぺら詩歌壇 痴呆(コッケー)  (来空)

・詩歌つまる日本の蛙つまらん  (来空)

・いじめ育てる定型日本すっぽん  (来空)
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