前頭芋

詩人・来空(らいくう)による、リトル・ポエムの世界

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2009.6

●今後の「リトルポエム」ご案内

【7月】 7月11日(土)14:00-17:00
場所:NPO法人カッセKOGANEI(小金井市民起業サポートセンター)シャトー小金井1階
小金井市本町6?5?3 tel&fax:042-381-1139
http://kacce-koganei.cocolog-nifty.com/

【8月】 8月8日(土)14:00-17:00
場所:小金井市公民館本館 生活室(公民館本館3階の階段を上がって左にあります。)
http://www.city.koganei.lg.jp/map/kominkan.html

講師:来空
受講料:会場費実費(300円)

ご参加お待ちしています!

お申し込みはこちらから!↓
http://koganei-cs.cocolog-nifty.com/blog/cat35509359/index.html

当日飛び入り参加も大歓迎。

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6月13日

●6月の作品 来空評

・ホトケ 剥(む)く芽を寵  (来空)

・ホトケ 赤ん坊を寵  (来空)

 孫、寵(めぐむ)誕生 六月十日

・どんなたまして かのたまに会おか  (うるか)

 詩的に繋がった作品だが、もっと驚きたい。
 飛躍して非常にきれいな句。いいところをさしてる。
 答えを出さなくてもいい。
 「会おか」で落ち着いてしまったが、「どんなたましてかのたまよ」はどうか。


・「たま」おったま下駄はいて巡礼 (うるか)

 「おったま下駄」はわかりやすい、散文的な面白さ。
 「おったまげた!どんなたまして!」

 来空からうるかさんへの メッセージ
 「ともに うまく、おもしろく、まとまった句なり。
 散文と韻文とのちがいをコナしたところに、現代が生きている也。
 さらに驚きを、個性的にどうするかに、詩の未来があるだろう。」


・たまわったアヒル 夜毎ツル  (桂久爾)

 たまわった・・・賜った、玉割った。
 ツル・・・鶴、吊る。
 夜は「夜ごと」にすると具体化する。
 こわい作品になりそうだが、足りない。
 作者の持ってる世界がどう出るか。


・イマシテ ヒトトビデ シマイ <回文> (波丸鴨)
   
・ナミゴト ヒトゴト ヒトゴミナ <回文> (波丸鴨)

 「ヒトゴト」・・・一言、人事。
 「ヒトゴミナ」が上句をひっくり返す。
 4,4,4ときたリズムをこわす。回文ではなくなるけれど「ヒトゴミダ(=ゴミだ)」と言いたい。

 ファッション、服に自分の文字模様を入れ込んで喜んでいる世相、
 似たようなことが詩にも言える。
 詩(韻文)の中に散文を埋め込み自分を主張する。


・いーねが乞うか浮(ふ)小金居 <回文> (波丸鴨)

 いろんな意味を込めている。後でどう働かすか?
 言葉が躍ってる、“「いーね」が乞う”が孕む面白さ。
 「いーねが乞うかう糞尿(こがねい)」でも。

 僕は、落ち着いてしまって、やはり俳句的伝統が堅固に入ってしまっている。
 ホトケ剥く・・・は僕の絶叫だが、作品としては落ち着いてしまっている。
 新しい世界が出てないじゃないか、と言われてもしょうがない。


・すったまだー 蛸子ずたった  (波丸鴨)

 (作者、タコに骨ができて、明るい出来事を予言する気持ち)

 すったま。素っ霊。
 若者が叫ぶ言葉。人間がズタズタにされたような、いい句だ。
 ここで言葉が躍ったんだね。傑作!!!
 赤塚ギャグの世界とつながる。劇的。
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