前頭芋

詩人・来空(らいくう)による、リトル・ポエムの世界

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ひく波の引き去らざる恨み明け易き

「ひとり旅の記」は殆どが嘱目吟。
しかし、子規へ異聞珍談をもたらそうとこころがけ乍らも、碧梧桐が「孤枕夢驚き易く絶えざる憂あるなり、酒以て酔ふことを知らず、手を打てども宿婢予を蔑りて答ふること稀なり。如今東の空の恋しさそも誰に語りてか慰めん」と書くとき、錯乱した現実があったのだ。ひく浪とともに去らずに、恨が残った事実にがくぜんとしたのだ。
時代として、こうした心的構造までも充分に示した一句。
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