前頭芋

詩人・来空(らいくう)による、リトル・ポエムの世界

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2009.4

●今後の「リトルポエム」ご案内

【5月】 5月9日(土)14:00-17:00
場所:小金井市民会館「萌え木ホール」B会議室 (小金井市商工会館3階)
http://www.koganei-s.or.jp/modules/gmap/
http://www.koganei-s.or.jp/modules/kaikan1/content/index.php?id=1

【6月】 6月13日(土)14:00-17:00
場所:小金井市前原暫定集会施設
http://www.koganei-cs.org/map.html#map1

※基本的には第2土曜日の14:00-17:00で行いたいと思います。

講師:来空
受講料:会場費実費(300円)

ご参加お待ちしています!

お申し込みはこちらから!↓
(「リトルポエム」のところまでスクロールしてください。)
http://www.koganei-cs.org/culture.html
当日飛び入り参加も大歓迎。

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4月11日

●4月の作品 来空評

○題:桜

・ら、たまおきる国  (桂久爾)

 ものすごい韻文が働いてる。凄さを伴う。俳句的。
 「言葉は自然の力である」と感じている僕にはバーンと来る。
 言葉は感覚で受け取る。
 人間は本当はこうありたい。
 「ら」と言われた瞬間に、裸とか、線とか、羅(薄物)とか、いろんなものを指してる。
 「たま」は男であるし女であるし。
 すけべっちゃすけべだよねぇ。
 彼女の苗字「国分」の関係もあんのよ。


・みなてるさくらややこやえがき  (桂久爾)

 上のに比べるとこちらは短歌的。
 言いたいことを詠い流すような調子。両方あっていい。
 「てる」はない方が意味はわかりやすい。


・さけさくさくらん ふりるでん  (桂久爾)

 リズムの一つの試み。

・さくらやえがきやすくにやえいで  (桂久爾)

・サクラかっぱつ唐草 <回文> (来空)

・欺瞞桜があらんどー  (みみ)

 この句はいい句です。現在も出てきてる。
 「があらんどー」には場所を感じる。ランド。


・お七乱舞さくら脱ぐ  (みみ)

 「お七乱舞」と「サクラ」が意味的につながってしまってびっくりしない。
 歴史をひきずって、固定されちゃう。
 「サクラ脱ぐ七七」だけでも僕はわかる。
 今までの短歌を笑い飛ばしてる。
 「七字乱舞」「七七乱舞」・・・言葉が舞ってるイメージ。
 すごい句。自分自身の個人的作品が出来てきてる。


・イカニモサクラ デモサクラ  (密壱)

 僕なんかは、「イカニモサクラ草も二階(回文)」の風景が出てくる。
 「デモサクラ」僕にはちょっと弱い。
 すなおーなところがあって、非常に現代的。


・見てなきゃない春  (またこ)

 面白い!この言い回し。
 「見てなきゃ」には「泣き」も出てくる。
 「春」だとそりゃそうだなーという弱さ。
 でも、今までにない句。


・またたわわ桜わた  (またこ)

 「桜わた」っていうのが面白いんだよね。
 こういう言葉ないのよ。表現を作り出したことに楽しさ、面白さがある。
 面白いなー、これ。僕の女性観。
 これも、今まで言われてない。
 広告にも使える。


○題:河童

・翕(かっぱ)サ暗く捌ッカ  <回文> (来空)

・花かっぱらぽっかり筏  (桂久爾)

 「花かっぱら」だけで笑いがおこっちゃう。
 そうだな 河童にも女いたなーって。


・青い皿して うごめく手  (桂久爾)

 なんのこっちゃ、こわくて面白い。
 手のひらが青い皿になったり。


・パッカパッカヤッパカッパ  (密壱)

 パッカパッカ馬だね。
 どんどんやって!!!
 君しか書けないことがあるの。
 言葉と対等に会えて、愕然としてしまう。


・カッパクッパバックパッカー  (卜旅伊)

意味が弱くなる時、音(感性)が強くなる。
僕が望んでるのは凄さ、怖さ。
例えば、「カッパクッババックパッカー」
「カッパババパッカー」という風に、自分の表現を。
もっともっと書ける。衝撃的に、個性的に。


・春宵河童盃桜墓  (桂久爾)

○その他

・朝起きて髪バクハツキンタロ  (たつ子)

・歯医デハンカチにぎってハガマン  (たつ子)

・父ガミガミ家がどなりだす  (たつ子)

・さらしの首さらのサクラさらのうえさらにひらり水去らし<河童花哀歌>  (波丸鴨)

 二行詩的。やはり長いとどうしても衝撃がない。
 「さらしの首さらのサクラ」
 「さらのうえさらにひらり水去らし」
 で二句にしちゃった方がいいね。


・たそがれさんめんろっぴミけんサけんトけんハけんユけん・・・<少年阿修羅東京にて> (波丸鴨)

 極端に言えば、「少年阿修羅」の時点で面白い。
 「少年阿修羅たそがれさんめんろっぴ」
 「たそがれ少年さんめんろっぴ」とかね。
 どう転んで行っても面白い作品になるだろう。


・餅からジシン汐からトンボ尻からロケット<北の大将> (波丸鴨)

 「ジシン汐からトンボ」だけで大好き。ショックがある。
 餅は尻からロケットだもんなあ。餅が焼けてはみ出す時ぶしゅー!っと。
 この人、独自の作品がある。
 もっとこだわっていけば、優れた、彼個人の作品ができる。
 今のところ、強くない。衝撃性が乏しい。


・いくつめをいくかぁ父だんとつ  (来空)

・五体倒置 父ウトイタコ <回文> (来空)

・鵜コゲ禿コー <回文> (来空)

 こないだのニュース。
 「俺もそうだよー、禿げてきて、追われてるよー」という気持ち。
 自分で遊んでる、楽しい。


・舌巻イテ今出し <回文> (来空)

・ラブふぶきふふふら <回文> (卜旅伊)

・クロスめんずろく  (卜旅伊)

 これは面白いよ。麺、面の図録。
 人の言ってないことが出てきて、これは傑作。


●総評

言いたいことがあって出てくる関係は散文的。
それだと、「ああわかったよ。」というぐらいで衝撃性が乏しい。
それを韻文化して衝撃に変える。
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