前頭芋

詩人・来空(らいくう)による、リトル・ポエムの世界

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涼しさの波よるや我に母在ます

M30

「ひとり旅の記」は、殆どが風景嘱目(注意してみる)であったが、碧梧桐の失意の心情吐露も書きとめられていた。そして、その心情吐露は、以降すっかり影をひそめる。

同情に媚びる方法は、酩酊すれば見えないものであって、これを否定する、覚める時に見えてくるものがあるのだ。
ここに詩の劇的な構造があることを知らねばならないだろう。
碧梧桐の挫折は、碧梧桐の心境を深めるものであった。

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蝉涼し朴の広葉に風の吹く

M36

朴は山地に自生、五月頃枝頭に白色の大きな花を咲かせ、強い香気を放つ。蝉はやかましいが、山地の樹間に聞くと、その響きの中に静寂が感じられる。
それは朴の広い葉が風に吹かれて動いているのを見ているかんじ。へたな主観を加えず、しかも要領よく場面をきりとって情趣もよく伝わるように叙している。碧梧桐らしい巧みな句。(阿部喜三男)

碧梧桐の句の洗練な事は今更いうまでも無い。
近来の傾向は一層超絶的である。清新にして一点の塵気をとどめず。(坂本四方太)

といっているけれど、子規の写生は、よりよく継承されているのだ。

詩の教室
http://pirkashow.blog63.fc2.com/blog-entry-96.html

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楠椿槙の大樹や露時雨

M36

当時、季題に「露時雨」はなかったようだ。はじめて熟語が使われている。

楠、椿、槙の大樹らが空が見えなくなるほど茂っていて、或時、その森の中に時雨がどっと降って来た。それが時雨ではなくて、大樹にこもった露であった、という驚き。
ここには宇宙的な空間の感触、自然の響がある。

高浜虚子は当時小説を唱えていたが、大正二年に俳句に復活、昭和二年に有季定型を唱えた。その虚子がこの句を「秀れた一句」と絶賛しているが、やはり、注目しておかねばならない一面である。

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詩の教室?子どものことばに学ぶ?

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6/30(土)

時間:14:00-16:00
会場:前原暫定集会施設
受講料:無料
講師:来空(詩人・日本の詩歌継承)

「詩の教室?子どものことばに学ぶ?」
世界で一番短い日本の詩。その面白さを体験します。
子どもの素直な発声に耳を傾け、詩の言葉とは何かを考えます。

小金井コミュニティスクール
http://www.koganei-cs.org/culture.html

地図
http://www.koganei-cs.org/map.html

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